夏場の電気代を節約しよう
夏や冬には欠かせない存在の「エアコン」。夏場の電気代は53%がエアコン利用となっている。
家にペットがいたり、家にいることが多い方などは1日中エアコンを付ける場合もあるだろう。「電気代が高くなるけどしょうがいない」と思っているかもしれないが、一概に電気代が高くなるとは限らない。
エアコンをつけっぱなしにした方が電気代が安い場合もある。エアコンの仕組みを理解して、夏場の電気代を節約しよう。
エアコンを1日中つけっぱなしにした方が電気代が安い?
エアコンを1日中つけっぱなしにした方が、電気代が安い場合がある。このエアコンの仕組みを理解できれば、エアコンの電気代節約方法が分かってくる。
・家で猫を飼っている場合を想定
会社員が猫を飼っていると想定する。夏のあいだはエアコンをつけっぱなしにしないと、家の中が蒸し風呂のように暑くなってしまう。そこで、1日中エアコンをつけっぱなしにした。
つまり、今までは家に帰ってからエアコンを付けて一気に部屋を冷やしていたが、猫を飼ってからは微弱で1日中つけっぱなしにしたのだ。
この場合、家の気密性や日当たりの状況、外気温やクーラーの性能によって状況は違う。この会社員の場合は、電気代が今までよりも安くなっていた。家に帰ってからエアコンで一気に冷やすのは、相当な電気代が掛かっていたのだ。
エアコンは、室温と設定温度の差が大きいほど、運転に負担が掛かり電力消費を押し上げる。まずはこの事を理解しよう。
・30分程度の外出ならつけっぱなしの方が省エネになる
エアコンで一気に冷やすのは、かなりの電気代が掛かる。先ほどの会社員の例はその人の状況によって違うが、少なくとも30分程度の外出ならエアコンはつけっぱなしの方が省エネになる。
・まずは部屋を換気する
この会社員は、猫を飼う前はムダな電気を使ってしまっていた。まず、帰宅時の換気をしていなかったことだ。
外出から帰ってサウナ状態の部屋を冷やす場合、エアコンのスイッチを入れる前に窓を開けて換気をするべきだ。これだけである程度室温を下げることができるので、ムダな電気を消費しなくて済む。
部屋を換気する場合だけでなく、車に乗る際もまずは換気することが重要だ。真夏で蒸し風呂状態の車内は、換気をするだけで中の温度を下げることができる。
エアコンの電気代節約をしよう
エアコンはつけっぱなしの方が電気代が安くなる場合がある。エアコンの仕組みが分かっていただけただろうか?
エアコンは使い方を変えるだけで、電気代を大きく節約できる。ここでは節約術を5つ紹介する。
・風を使って体感温度を下げる
人間は風のある状態だと、体感温度が2~3度下がる。エアコンは設定温度を下げるのではなく、風量を強くする方が電気代が安くなることを把握しておこう。
たった1度の設定温度を上げるだけで、約10%の電気代節約になる。「扇風機を活用して電気代節約|エアコンより20倍お得」でも紹介したが、扇風機の活用も検討してほしい。
・風向きを変える
まず、温かい空気は上に行き、冷たい空気は下にたまりやすいことを理解しておこう。
冷房を使う時は、冷たい空気が下にたまりやすい事を考慮し、風向きを上向きにすることをオススメする。
また、空気が部屋全体に循環できるように、扇風機を使うことをオススメする。扇風機の消費電力はエアコンの20分の1なので、組み合わせたほうが節約できる。
・運転方法を「自動」にする
運転方法、設定温度を変更する運転方法は「弱」ではなく「自動」にしよう。
「自動」にしておくことで、設定温度に達した場合は自動的に停止してくれるので、弱よりも節約につながる。
・フィルターの清掃をする
フィルターの清掃をするエアコンのフィルターは、2週間に1回ほど掃除するのが理想的だ。
少なくとも、半年に1度はフィルター清掃をしてほしい。たったこれだけで、早く部屋を冷やすことができ、年間5%も消費電力を抑えることができる。
また、ほこりだらけのフィルターを使用していると、体にも良くない。
・春や秋はコンセントを抜く
エアコンを使わない春や秋は、エアコンのコンセントを抜いておこう。
普段から待機電力カットのためにコンセントを抜いているという方は多いが、意外にエアコンのコンセントを抜く方は少ない。
しかし、コンセントを抜くのは注意が必要だ。再びエアコンを使用する際は、コンセントを入れてから8時間以降にスイッチを入れよう。
長時間使われていなかったエアコンのプラグを差し込んですぐに稼働すると、機械に負荷を与えてしまうためだ。エアコンを壊してしまっては、意味がない。
エアコンの使い方をマスターできれば、年間にするとかなりの電気代を節約できる。
光熱費は一生掛かる費用のため、節約術を身につければ一生役に立つ。光熱費はムダな部分が多いので、正しい知識を身につけて節約しよう。
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