子育て費用はどれくらい掛かる?計画的に準備しよう

 

子育て費用のシミュレーション

子育て費用のシミュレーション子供を持つ親、そして子供を持ちたい方が知っておかなければならないのが「子育て費用」だ。

子育て費用は計画的に貯めておかないと、急な出費に対応できなくなってしまう。まずは、おおまかに子育て費用を把握しよう。そして、子育て費用の支出のピークと貯める時期を把握することで、計画的に準備できる。

子供には出来るだけ幅広い選択肢を持たせてあげたい。そのためには「何とかなるさ!」と軽く考えるのではなく、これからの生活をシミュレーションしてみよう。

 

子育て費用の総額

子育て費用の総額「子供を育てるのは、1人につき1,000万円必要。」ということをよく聞くと思う。しかし、これは「教育費」のみの話だ。

教育費というのは、「学費+習い事費」となる。この総額は1人当たり1,030万円になるので、一般的に言われる「1人当たり1,000万円」はここからきている。

子育て費用は教育費だけではない。日々の食事や生活用品まで様々な費用が掛かる。これを全て子育て費用と考えよう。

子育て費用は、総額で1人当たり2,370万円に上る。子供が2人いる家庭では、総額4,740円となる。

そして、子育てのピークは大学進学時となる。28歳で子供を産んだ場合、46歳~52歳に子供が大学へ行くことになる。

30歳の時に2人目の子供を産んだとすると、54歳までは子育て費用を考えておく必要がある。

2人とも大学に通っている状態だと、年間500万円弱の子育て費用が掛かる。

 

公立と私立の違い

公立と私立の違い子育て中の親は、「高校までは公立に行ってほしい」と思っている方も多いだろう。高校までは、公立と私立の間で授業料に大きな差があるからだ。

幼稚園・小学校・中学校・高校・大学の教育費をまとめたので、参考にしてほしい。
 
 
 
・幼稚園

幼稚園の費用は、私立が公立の2.1倍となっている。

公立幼稚園費用 : 3年間約75万円
私立幼稚園費用 : 3年間約162万円

授業料は公立で3年間約22万円・私立で3年間約73万円なのだが、学習塾や習い事で多くのお金を掛けている場合が多い。
 
 
 
・小学校

小学校では、私立が公立の4.1倍となる。

公立小学校費用 : 6年間約200万円
私立小学校費用 : 6年間約824万円

入学時には公立・私立に関係なく、学習机などの学用品、ランドセルなど出費がかさむ時期だ。

また、授業料は公立で6年間約34万円・私立で6年間約238万円と大きく差がある。また、公立では学習塾・習い事に6年間約142万円、私立では約337万円と、授業料を大きく超える費用が発生している。
 
 
 
・中学校

中学校では、私立が公立の2.7倍となる。私立の学校によっては、その他学校教育費(校外学習費や施設費など)が大きく膨らむ場合がある。

公立中学校費用 : 3年間約142万円
私立中学校費用 : 3年間約381万円
 
 
 
・高校

高校では、私立と公立の差が2.0倍となる。年齢が進むに連れ、私立と公立の差が少なくなっている。

私立では、施設費や寄付金など数十万円の上乗せがあるほか、修学旅行が海外という学校も多くある。

公立高校費用 : 3年間約156万円
私立高校費用 : 3年間約314万円
 
 
 
・大学

大学生活にかかる費用のポイントは、大きく分けて2つある。「どの学部に進学するか?」「一人暮らしをするか?」の2点だ。

学習費用は、文系で比べると国公立と私立の差は約150万円ほどしかない。理系に進んだ場合は、国公立に比べ費用が格段に高くなるので、注意が必要だ。

国公立大学費用 : 4年間約 518万円
私立大学/文系費用 : 4年間約 671万円
私立大学/理系費用 : 4年間約 828万円

 

まずはおおまかな計画を立てよう

まずはおおまかな計画を立てようこれから子育てをする場合、急な出費にも対応できるようにおおまかな計画を立てよう

実際に子育てをすると、勉強のために海外留学をする、大学院を目指すといった子供も多くいる。しかし、こういったケースを全て考えることは難しい。

まずは平均値で予算を立て、逆算して子育て費用を用意しておこう。また、子供が小さい頃は、授業料よりも習い事や塾の費用が圧倒的に多い。通信教育にしたり、公共の施設をうまく利用することができれば、こういった費用を抑えることができる。

子供が小さい時が、最もお金を貯めるのに適した時期だ。今後に備え、子育て費用の計画を立ててみよう。

 

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