一人暮らしの水道代|平均額と節約術4選

一人暮らしの水道代は節約するべき?

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一人暮らしを始める上で、気になることの1つが「水道代」です。

これまで実家暮らしの人にとって、水道代のシステムは全く分かりません。電気代やガス代と違って、水道代は少し特殊でもあるのです。

また、人によって水道代を節約するべき人、節約しなくてよい人がいます。詳しく解説していきます。

水道代の目安は月平均1,500円程度

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水道代は市町村によって料金が全く異なります。

知っておくべき知識として、電気代やガス代と違い「基本料金の中に一定量の水道も含まれている」ことです。一人暮らしの方は、この基本料の中で済んでしまう方も多く、そういった方は水の使用量が多少増えても料金は変わりません。

大都市を例に挙げると、2ヶ月で12m3使用した場合は下記の料金となります。

・東京23区3,114円(上水道1,905円/下水道1,209円)
・横浜市3,066円(上水道1,706円/下水道1,360円)
・大阪市3,152円(上水道1,964円/下水道1,188円)

つまり、月平均1,500円~1,600円程度が目安となります。

料金を2ヶ月分で記載しているのは、水道は2ヶ月に1回の検針・支払いだからです。

電気やガスは民間企業が検針などを行なっていますが、水道は地方自治体で行うため、人件費削減のために2ヶ月に1回の検針・支払いとなっています。

市町村によって水道代は全く違う

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例に挙げた大都市は、同じような料金体系でした。しかし、市町村に上水道・下水道の料金は全く違います。

なぜなら、各市町村が水道事業団体を運営していて、独立採算制となってるためです。

「料金を決める基準」
・原水の水質
・水源からの距離
・利用者の人口

つまり、水質が悪ければ浄水するのにお金が掛かりますし、人口が少なければ1人当たりの料金が高くなります。

下記は、上水道・下水道の1位・最下位の市町村です。

「上水道」
1位 : 愛媛県八幡浜市 210円
最下位 : 熊本県宇城市 8,940円

「下水道」
1位 : 埼玉県戸田市 777円
最下位 : 長野県松本市 9,870円

まずは、あなたが住んでいる市町村の水道料金を確認しましょう。

 

基本料金に含まれる水道量も市町村によって違う

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水道の基本料金に含まれる水道量も、市町村によって違います。

まずは、あなたが住んでいる市町村では、どこまでが基本料金内なのか確認しましょう。

次に、あなたが使用している水道量を把握しましょう。目安として、一人暮らしの方が料理・お風呂など普通に生活した場合、水道使用量は1ヶ月6~8m3程度となります。1日当たり、200~267ℓとなります。

お風呂のお湯を例に挙げると、一人暮らしで多い0.75坪のお風呂では261ℓのお湯が入ります。70%のお湯を入れるとすると、1回につき181ℓ入れていることになります。

 

水道代の節約術4選

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もし水道量が基本料金を超えているのであれば、節約術を実践するべきです。一人暮らしで実践すべき節約術を4つ紹介します。
 
 
 
・節水シャワーヘッド

必ず活用してもらいたいのが「節水シャワーヘッド」です。

節水シャワーヘッドとは、シャワーの出る穴の数を少なくして、水の量を減らすことができる節約グッズです。約40%の節水をすることができます。

「シャワーの勢いが無くなるから、汚れがなかなか落ちないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、シャワーの穴が少ないだけで水圧は変わりません。快適な使用感で水道代が節約できるのは嬉しいです。

また、節水シャワーヘッドは手元に一時止水スイッチが付いている物が多いです。こまめに水を止めることができるので、より節水効果が高い物になっています。

amazonで1番人気となっている「タカギ キモチイイシャワピタT」は、1,100円程度の商品ですが「年間3万円の光熱費を削減」と謳っている商品です。この価格にも関わらず2年保証が付いており、すぐに元が取れます。

 
 
 
・SUPERアカパックンを使用する

あなたは毎日お風呂のお湯を入れ替えているでしょうか?お湯を変えないとどうしても湯垢が出てしまい、臭いがあるので毎日入れ替えるという方は多いと思います。

そこでオススメなのが「SUPERアカパックン」です。お風呂に浮かべるだけで、お風呂の汚れを大幅に軽減してくれるという優れた商品です。

特殊繊維で油を吸い取る商品で、船舶事故の原油を回収する繊維と同じ素材が使われています。バスタブの湯垢がなくなり、翌日に洗濯物をしてもニオイはありません。湯船に浮かべるだけで効果絶大です。

 
 
 
・お風呂の残り湯を使う

お風呂の残り湯を洗濯に使うと、水道代は大きく節約できます。

先ほど紹介したSUPERアカパックンを使用することで汚れを少なくすれば、洗濯で使っても全く汚くないです。すすぎは水を使用するので、仕上がりは全く変わりません。

お風呂の水を汲みとるホースは、電動式でも1,000円以下で購入できます。

 
 
 
・ため洗いをする

キッチンで水を流しっぱなしにして食器を洗うのに比べて、ため洗いにすることで大きな節約効果があります。

また、キッチンの洗い場が広い場合は、洗い桶を2つ使うと良いです。片方の桶に水と洗剤を入れておき、使い終わった食器は洗剤の入った桶へ入れます。

もう片方の桶には水だけを入れておき、洗剤入りの桶の中で洗った食器を、水だけの桶に移すことでほとんどキレイになっています。あとは軽くすすぐだけで良いので、とても楽です。

また、使う洗い桶は足付きがオススメです。桶の下に汚れなどが付きやすいのですが、足付きであれば簡単に汚れを洗い流すことができます。

 

ストレスの少ない節約術を選ぼう

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今回紹介した水道代の節約術は、ストレスの少ない方法を選びました。

毎回意識して水道の量を減らすのは、大変ですしストレスが大きいです。これでは、1ヶ月後には挫折してしまいます。

節約グッズは必ず元が取れてお得になる物ばかりですので、積極的に利用しましょう。




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