確定拠出年金のデメリット3選|450万人が利用する欠かせない資産運用術

 

確定拠出年金は資産運用に欠かせない

確定拠出年金は資産運用に欠かせないあなたが老後に向けて資産を殖やしたいのでれば、「確定拠出年金」は最もオススメの方法だ。

確定拠出年金とは、2001年10月にスタートした「自分で年金を積み立てる」制度だ。2012年には、利用者が440万人に達している。

確定拠出年金は、証券会社や銀行に一人一人の専用口座が設けられる。どのように運用するかは、利用者が自分で決めることができる。定期預金・外国株式運用投資信託・積立傷害保険まで、自分で運用方法を選ぶことが特徴だ。

国民年金や厚生年金と違って、「どれだけもらえるか分からないから不安」といったことがない。逆にいえば、自己責任の年金となっている。

 

確定拠出年金は「企業型」「個人型」に分けられる

確定拠出年金は「企業型」「個人型」に分けられる確定拠出年金は、「企業型」「個人型」の2種類がある。

「企業型」とは企業が導入している確定拠出年金で、従業員と企業の両方が負担する制度となっている。従業員からすると、企業も負担してくれるのが大きなメリットとなっており、現在は440万人が利用している。会社員の8人に1人が、企業型の確定拠出年金に入っている計算になる。

「個人型」とは、自営業者や自分の企業に確定拠出年金制度がない方が入れる。全て個人で掛金を払う必要がある。次に紹介するが、企業型・個人型とも同じ税金優遇を行っており、このメリットが大きいため、自分の働いている企業に制度が無くても「個人型」の利用をオススメする。

現在、個人型確定拠出年金の利用者は14万人程度だ。魅力的な制度なので、今後さらに増えていくことが想定される。

また、確定拠出年金は、掛けられる金額の上限がある。「企業型」は月55,000円まで、「個人型」は月23,000円までとなっている。

 

確定拠出年金のメリット2選

確定拠出年金のメリット2選まずは確定拠出年金のメリットを2つ紹介する。
 
 
①掛金は全額社会保険料控除になる

これが最も大きなメリットだ。

例えば、あなたが資産を殖やすために株で運用するとしよう。頑張って残業して100万円を稼いだ場合、所得税10%・住民税10%であれば20万円を税金として払い、80万円に減ってしまう。

株であれば100万円あっても80万円からスタートとなるが、確定拠出年金は全額社会保険料控除のため、税金は掛からず100万円からスタートすることになる。この違いは圧倒的に大きく、資産形成する上で節税が大切なのがよく分かると思う。
 
 
②運用益も非課税

掛金だけでなく、運用益も非課税だ。先ほどの例でいえば、株の運用であれば80万円から運用をスタートし、20万円の利益が出たとする。株は運用益に対し約20%の税金が発生するので、4万円が差し引かれ16万円が利益となる。

確定拠出年金であれば、20万円の利益が出ても税金が掛からない。つまり、100万円⇒120万円になるのだ。
 
 
あなたが資産運用をする際に、どれだけ税金が取られているかが分かるだろう。税金が掛からない方法で資産運用することで、あなたの資産は大きくなっていく。

 

「NISA」とどっちがお得なのか?

「NISA」とどっちがお得なのか?昨年から話題となっている「NISA」について、あなたが詳しく把握しているだろうか?

「NISA」とは、年間100万円までの少額投資に対する売却益や配当金が非課税になる制度で、2014年1月からスタートしている。確定拠出年金と比較した場合、「掛金は控除されず運用益が非課税となる」制度だ。

確定拠出年金の最大のメリットは「掛金の控除」なので、NISAと比べると確定拠出年金の方が税制優遇の面でお得になっている。

 

確定拠出年金のデメリット3選

確定拠出年金のデメリット3選今回の記事の本題である「確定拠出年金のデメリット」を3つ紹介する。
 
 
①原則60歳までもらえない

確定拠出年金が強力な税制優遇をしているのは、あくまでも老後の資金を確保するためだ。途中解約をして現金化することができない。住宅費用に使いたいといったことができないので、注意が必要だ。
 
 
②運用は自己責任

国民年金・厚生年金は、国が責任を持って資産を運用するものだ。しかし、確定拠出年金は自分で投資先を選ぶ必要がある。

定期預金・外国株式運用投資信託・積立傷害保険まで選択肢が多い分、自分で勉強して運用先を決定する必要がある。
 
 
③手数料が掛かる

確定拠出年金は、運用手数料が掛かる。国として定めているのが、「国民年金基金連合会 103円」「資産管理手数料 64円」が毎月掛かるため、年間費用は2,004円だ。この手数料は、どの金融機関を選択しても必ず発生する。

 

資産形成は税金優遇を有効活用するべき

資産形成は税金優遇を有効活用するべき資産形成をする上で、最も効率が良いのが「税金優遇」を有効活用することだ。

確定拠出年金の他にも、住宅ローン減税・ふるさと納税・NISAといった国が力を入れている施策は、有効活用することで資産運営に大きく役立つ。株やFXで投資をするよりも、税金優遇されている資産形成をまず検討するべきだ。

私はSBI証券の口座を開設し、確定拠出年金の個人型に加入している。私が働いている会社では、企業型の確定拠出年金は採用されていないためだ。

↓証券会社の選び方は、下記の記事で詳しく紹介している。参考にしてほしい。
確定拠出年金とは?資産を増やすには投資よりも節税が効果的

 

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