新幹線の遅延払い戻し|1時間50分では払い戻しされない?

新幹線の遅延払い戻しは2時間以上と覚えておこう

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新幹線はめったに遅れが出ませんが、台風・大雪などまれに大幅な遅れが出ることがあります。

このような場合、覚えておいてほしいのが「新幹線の遅延払い戻しは2時間以上で可能」ということです。

新幹線には、「乗車券」と「特急券」があります。この2つの内、払い戻しされるのは「特急券」となります。

乗車券は目的地まで新幹線に乗ることができる権利なので、どれだけ遅れようと払い戻しはありません。対して、「特急券」は目的地まで早く着ける追加料金なので、2時間以上遅れた場合は払い戻しを受けられるのです。

例えば、東京駅から新大阪駅までの特急券は5,700円です。この5,700円が全額返金されるので、ルールを知らなければ損をしてしまいます。

今回は、新幹線の遅延払い戻しについて、詳しく解説します。

払い戻しを受けるための注意点「チケットの場合」

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払い戻しを受けるために、注意点があります。チケットを購入している場合、必ず必要になるのが「遅延証明書」です。

指定席を購入している場合は、自動改札機で「遅延証」と印字された切符が出てきます。しかし、自由席の場合は、改札を通る前に遅延証をもらう必要があります。

遅延証明書をを駅の窓口に持っていくと、払い戻しが受けられます。しかし、遅延した当日は駅の窓口が相当混み合います。

ここで覚えておいてほしいのが、払い戻しは1年間有効という点です。遅延した当日ではなく、後日返金対応をすることをオススメします。

 

払い戻しを受けるための注意点「エクスプレス予約」

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エクスプレス予約やスマートEXで購入した場合は、とても簡単に返金が受けられます。自動改札機でICカードをタッチすれば、自動的に遅延情報が反映されるためです。

そして、決済したクレジットカードにキャッシュバックされるので、チケットに比べると圧倒的に楽です。(というより、何もせずにキャッシュバックされます。)

 

遅延が2時間以上あった場合は指定席に座れる

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新幹線が遅延した場合、自由席に座りたい人で大混雑になるケースが多いです。

ここで覚えておいてほしいのが、2時間以上遅延した場合は指定席を買っていなくても、指定席に座れるようになります。つまり、全席が自由席の状態となります。

もちろん、指定席の切符を持っている方が来たら譲らないといけませんが、指定席の切符を持ってくる可能性はかなり低いです。

なぜなら、2時間も遅延が発生している場合、自分が乗るはずだった新幹線を待つよりも、来た新幹線に乗った方が早く着くためです。

しかし、このルールを知っている方は少ないので、指定席は空いている状態になることが多いです。だれも教えてくれないので座りずらいですが、2時間以上の遅延が発生したら思い切って座ってしまいましょう。

 

返金が受けられるのは特急券だけ

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もしあなたの乗った新幹線が2時間以上遅延した場合、返金を受けられるのは特急券だけです。

どれだけ遅れがあっても、乗車券や乗ることが出来なかった飛行機代、予定していたライブのイベント代などは全く保障されません。

ホテルやイベントの場合、まれに返金対応を行ってくれるケースがあります。「遅れたのに何で保証しないんだ!」とJRに文句を言うよりも、本来行くはずだったところにダメ元で交渉した方が良いです。

また、新幹線の遅延2時間以上というのは絶対で、1時間50分だったとしても返金は一切受けられません。JR側も2時間以内にトラブルを解決しようとするので、1時間50分程度の遅延で終わることもよくあります。

ぜひ、参考にしてみてください。




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